2016年10月3日に、一般社団法人 日本ブロックチェーン協会は「ブロックチェーンの定義」を2つ公開しました。
本記事では、このうちの一つであるブロックチェーンの狭義の定義をご紹介します。
定義1)「ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。」
ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、
-
「ビザンチン障害を含む」: システム内で故障や悪意のあるノードが存在する状況を指す。
つまり、一部のノードが不正行為を行う可能性がある。 -
「不特定多数のノードを用いる」: システムに参加するノードは具体的には特定されておらず、多くの異なるノードが含まれている。
これにより、分散性が確保され、中央集権的な構造を避けることができる。
時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、
- 「時間の経過とともに」: システムが進行するにつれて、合意形成や取引の確定などが行われるプロセス。
- 「その時点の合意が覆る確率が0へ収束する」: ブロックチェーンにおいて特定の合意や情報が確定した時点から時間が経過するにつれ、それが変更される可能性がほぼゼロに近づくということ。
単純に言えば、一度ブロックチェーン上で取り決められた合意や記録は、時間が経過するにつれて変更される確率が非常に低いということ。
これは分散化された多数のノードが合意形成に参加し、不正行為が難しくなるため、取引や情報が安全かつ信頼性が高いとされる理由の一つである。
またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。
- その実装」: 上記で述べたプロトコルや仕組みを実際にソフトウェアやネットワークとして構築した具体的なシステム。
- 「ブロックチェーンと呼ぶ」: 上記のプロトコルを採用した分散型台帳技術の総称。
データをブロックと呼ばれる単位で連結し、分散ネットワークで管理することで信頼性やセキュリティを確保する技術。
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