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詐欺予防 詐欺師

ロマンス詐欺が紹介する偽の銀行

海外掲示板で次のような投稿がありました。


友人がイスタンブールで立ち往生し、5000USDが必要であると言い、怪しい銀行サイト(forntibk.com)へのリンクを提供しました。

彼女は「友人」のアカウントにログインし、数百万の残高を見せられ、他の人に送金するように頼まれました。

心配になった私は調査を開始し、彼女に注意を促しました。彼女の母もお金を送った可能性があり、金融犯罪に巻き込まれる心配があります。また、彼女が「友人」とされる詐欺師に提供した情報により、電話がハッキングされる可能性も懸念されます。


イスタンブールで立ち往生している「友人」の話は本当でしょうか?

掲示板を見た人が、いち早くコメントを書いていました。次のようなコメントです。


https://www.whois.com/whois/forntibk.com 登録日:2023-09-05

1992年に設立された銀行の真新しいサイト。https://forntibk.com/history

1992年、フォルンティはニューヨークで最初に設立され、税務、ローン、不動産計画における金融コンサルティングとローンサービスを提供しています。


怪しい銀行のサイトには1992年に設立とあるのに、銀行のドメインは2023年に取得されている、という指摘です。

また、怪しい銀行の住所を調べると、別の銀行の支店の住所になっているという指摘もされています。

もし本物の銀行なら、つい最近ホームページを作りました、などいうのは不自然です。さらに、別の銀行の住所を書くなどと怪しさ満載です。

国際ロマンス詐欺では、通常、偽の仮想通貨サイトなどをよく見かけますが、今回のケースでは偽の銀行が利用されているのが特異な点です。どちらも詐欺師たちは自分たちの組織を信頼できて素晴らしいものだとアピールしていますが、調査すると多くの矛盾点が浮かび上がります。

偽の組織や国際ロマンス詐欺師に関しても、矛盾点や違和感に気づくことが大切です。信じられない話や急なお願いに対しては慎重になり、辻褄が合わない状況に警戒心を持つことが必要です。安全を確保するために、冷静に事態を見極め、怪しい点に対しては注意深く対処しましょう。


追加の資料と参考情報:

この記事では基本的な概念や要点を紹介しましたが、詳細な情報や深い理解を得たい方には以下の資料が役立つかもしれません。

また、国際ロマンス詐欺に関する予防策やサポートについての情報は、公的な専門機関の提供する資料を参照することも重要です。詳細な情報が必要な場合は、以下のサイトを参照してください。

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